現在、医学といえば「西洋医学」を指しますが、もともとイブ・シナーのイスラム医学が、西洋医学のお手本になっていました。
それまでの西洋医学は魔術のようなもので、medicine(医学)の語源がmagic(魔法)から来ていると言われるのもその為です。
西洋医学が優勢になったのは、実験医学の発達、麻酔の発見(実は世界初は琉球)、そして西洋医学の優勢を決定付けたのは抗生物質の発見と、生理学解剖学の発達に基づく外科手術だったと思います。
文献を調べてみても、1900年に入るまでは、今読んでみると、ちょっと幼稚な感じもあります。それはそれで、時代を感じるものです。
歴史間で比べてみると、中国どころか、紀元前の西アジアやチベットの医学には今でも学ぶべきものが沢山あります。
ナイチンゲールは看護婦さんのモデルのようですが、今の看護婦さんに比べると、何ができたでしょうか?
ろくに薬も無く、医学も発達していなかったのですよ。励ましの言葉と、手を握ってやる事ぐらいしかできなかったのではないでしょうか。
「看護」ではなく「介護」ですね。
歴史の上では、ここ100年足らずの間の進歩発達なのです。日進月歩といわれて、医者は勉強を続けなければいけないと言われるのは、そんな背景があります。
しかし、それでも、何かおかしいと思われ始めてきています。
日本の医療の現場は、保険医療です。これは、決められた病気には決められた治療をしなければいけないという制度です。
だから、最先端の治療は受けられません。最低限の標準が決められていてお金が医療機関に支払われます。
万一、病名そのものが間違っていても、薬を貰えて、副作用が出ても、保険医療では間違っていない事になります。
医者は一度「病名」さえ決めてしまえば、あとは自動的に保険医療のテキストで、検査も薬も手術も決められています。
新しい治療や伝統的な治療には保険医療は適応されません。一通りの医療は受けられます。
このあたりの事情は、別の所で私の経験した現場を紹介しますので、ゆっくりご覧下さい。
マスコミ等で報じられた新薬・新治療はそんな訳で、普通の手段では受けられない事がお解り頂けたと思います。
例を2-3あげましょうか。
皆さんご存知のバイアグラやピルは世界中で常識的に使われるようになってから、やっと日本でも認可になったのを知っていますね。
何とピルは世界の常識になってから、10年以上もかかって、日本新発売なのですよ。
日本の医学は世界一かと思ったら、臓器移植に東南アジアに行かなければいけない状況を、あなたは何と考えますか?
医学が進んでいると言っても、実用化するには安全性の問題から時間がかかりますし、日本の医療保険で認められるには、更に時間がかかって、マスコミに載っていたからといって、結局は現状を知らなければ、夢物語なのですね。
保険医療でなければ、癌だって回復してしまう事もあります。そういった論文も英文では既に何年も前から出ています。
Gap junction に作用して癌細胞を正常細胞に戻すという成果です。ただ、大きな声で日本語で言えないだけです。
これは、制度上の問題で医学がいくら成果をあげたところで、直ちに皆さんが享受できる訳ではないという事を、まず、前書きとしてお断りしておきます。
|